ALOHAな日日是好日

ブログ始めてみました

2018年2月赤ちゃんが生まれました
ネットショップの運営と子育て
毎日頑張ってます。できる限り一歩ずつ。。。

【泥があるから、花は咲くを読んで】この体 鬼と仏と あい住める

こんにちは
今日は、とても温かく、気持ちの良い日でしたね。
妊婦検診の後、歩いて家まで帰ってきました。

 

私が以前より、何度も読み返している本があります。

泥があるから、花は咲く

愛知専門尼僧堂、正法寺住職の青山俊董先生の著書です。

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出典:googleブックス

 

 こちらの本を読んで、私が一番印象的だったのは、
「おかれている場所はどこでもよい、そこでどう生きるか」
という章です。

 

ある日、死刑囚からの速達便が届きました。”長く生きられる命ではない。返事を下さる気持ちがあったなら速達でくれ”と書き、「この体 鬼と仏と あい住める」の一句が添えてありました。。。中略

条件次第では鬼も仏も、何でも出す材料のすべてを持っているお互い。仏さまのような方でも、あるいはどんなに修行してきた方でも、悪条件をそろえられたら、人殺しだってやりかねない、というのが人間なのです。。。

何でも出す材料のすべてを持っている私。たった1度の、やりなおしのできない人生なんだから、無理をしてでも仏を出してゆこう。無理をしてでも愛の言葉をかけあってゆこう、無理をしてでもニッコリほほえんでゆこう、と自分にいいきかせていきたいものです。。。

私が変われば世界が変わります。相手に変わることを求めず、ひたすらに自分がどこまで変われるかだけを自らに問うてゆく。たった一度の人生です。鬼を出さず、
仏を出してゆこうと願いつづけて生きていきたいと思うことです。

 

引用:泥があるから、花は咲く

 

この文章を読んで、自分の過去について思い返しました。
私は、今ALOHANAというネットショップのお店の店長をしてます。
3年前までは、共同経営という形で、二人で運営をしていました。
ですが、相手の方が、私より年齢が上だったということもありますが
病気になりました。
病気のことを聞いたときは、今まで感じたことのない絶望感があり、
体の力がすべてなくなる感じがしました。
病気のことはもちろんショックでしたが、これからALOHANAどうなるんだろう
暮らしていけるんだろうかと不安だらけでした。


病気が進行し、目の前で弱っていく姿を見ると、とても辛かったです。
今までの人生で、こんな辛いことがあるなんてと毎日思っていました。
病院に付き添いに行ったこともありましたが、結果が良くないと
落ち込んでしまいました。

 

入院してからは、私が業務を一人で行うようになり、またクリスマスシーズンで
一番忙しい時期だったので、私も精神的、肉体的にもどんどん疲れ果てていきました。

そんな中、本人が一番病気で苦しんでいるのは分かっていましたが、
どうしよう、どうしようと不安だと言ってしまったり、イライラして不安で
泣いてしまったりしました。

普段、どちらかというと私は、人から穏やかだと言われることが多いですが
不安やイライラすると、こんなに自分が変わってしまうということにも
自分自身ショックでした。

この状況がいつまで続くのかと。。。思いましたが
それは1年と経たないうちに終わってしまいました。
目の前で人が亡くなる瞬間を初めて見ました。
あんなに、誰より元気で前向きだった人なのに。

当時は、精一杯で余裕がなかったので分からなかったですが
1年ほど前に、青山先生の本を読んだ際に、
無理をしてでも仏をだし、愛の言葉をかけあい、ニッコリほほえんでいこうという
言葉を読んで、その通りだなと思いました。

イライラしても不安になっても、状況は変わりません。
それなら、できるだけ自分の中にある仏をだしていきたいと思いました。
また同時に、人間なんだから、誰だって辛い状況に追い込まれれば
鬼の部分が出てしまうこともあるんだと。。。イライラをぶつけてしまった自分を
ずっと責めて後悔していましたが、しょうがなかったとスッと心が軽くなりました。


どんな本かは忘れてしまいましたが、別の本になりますが
「人は別れるために出会うのだから、最良の別れになるよう不断の努力を続ける」
という言葉が書いてありました。

 

私も、こちらの本を読んだからこそ、できる限り仏をだしていきたいと思いました。
人間関係、とくに近くなればなるほど、ワガママになって相手を思いやる気持ちを
保つのは難しいことです。
でも、出会ったからには、最良の別れになるような関係を築いていきたいと。
人生の中で一番大切なことなんじゃないかなと思いました。


最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

 

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